BXとは?UXやCXとの違い

DATE
2021.08.30
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SHIROのサービスのひとつにBXデザインがあります。
UXデザインという言葉はよく聞くようになりましたが、まだまだBXについて語られることはそれほど多くないのでこの場で少しご説明できればと思います。

BXとはBRAND EXPERIENCE

BXはBrand Experienceの略称になります。日本語にするとブランド体験という意味で、BXデザインというのはブランドの体験を設計することです。

UXやCXとの違い

UX(User Experience)では主にサービスにユーザーが関わった際に発生する体験を対象とします。もうすこし広義なものがCX(Customer Experience)と呼ばれ、サービス利用前後の体験も含めたお客さまの一連の体験を呼んだりします。(UXの方が有名なのでCXの範囲も含めてUXと呼ぶこともよくあります。)
対してBXは、ブランドが関わるすべての体験を対象としています。
ブランドのお客さまの体験はもちろん、そのブランドの一員として働くスタッフの体験や、そのブランドが存在することによる社会への影響などまでを考慮します。

BXとは?UXとCXとの違い
BX・CX・UXの違い

なぜBXが大事なのか

ブランディングやブランド設計というのは、ある種の社会との約束ごとのようなもので、ブランドのメッセージを発信するということはあらゆる面でそのメッセージ(約束)を一貫性を持って守る必要があります。
極端な例ですが、ラグジュアリーなライフスタイルを提供する(メッセージを掲げる)ブランドが、Webサイトの体験やデジタル上の世界観を統一しイメージに合った素晴らしいUXを提供できたとしても、そこで働いているスタッフの方の言葉遣いが一連の世界観とかけ離れるものであればブランドのイメージを保つことができなくなったり、また、接客まで考慮された体験設計ができていても、業界自体が社会に対して課題が多い場合や、トラブルがあった際の代表者の対応などに問題があれば、ラグジュアリーな体験設計は破綻することとなります。
そのためブランドがもつイメージを保ち続けるためには、そのブランドが関わるすべての人や社会に対して一貫性のある体験を創り出す必要があります。

BXデザインはビジネスやサービス全体のデザインが必要

BXを向上させるにはひとつのタッチポイントの設計やユーザーの体験設計ではなく、ステークホルダーや社会、周囲の環境など、あらゆるものを考慮して体験設計する必要があります。
ブランディングによる世界観の構築と、Experience Designによる体験の設計をうまく組み合わせブランド全体の体験をデザインすることで、より良いBXを生み出すことができます。

SHIROはブランド設計やお客さま体験設計を得意としたビジネスデザインチームです。
ステークホルダーマップやサービスブループリントなどでサービス全体の可視化を行い、お客さまと共にBXデザインを行います。
BXに課題をお持ちのお客さまはぜひ一度ご相談ください。
BXデザインについてはこちら

KOJI MINOHARA

CEO / Shiro Inc.

KOJI MINOHARA