ブランドサイトとは?必要な要素や作成する目的などを解説

DATE
2023.09.04
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ブランドサイトは、自社のブランドの持つメッセージや世界観を適切に伝えて共感を得ることで、ユーザーにファンになってもらうために制作されるWebサイトのことです。

この記事では、ブランドサイト作成の目的や必要な要素、ブランドサイトを作成する際のポイントなどを解説します。ぜひ参考にしてください。

ブランドサイトの概要

ブランドサイトとは、企業が自社の商品やサービス、自社の持つブランドなどをより多くの人に認知してもらったり、価値を理解してもらったりするために制作されたWebサイトのことです。

自社の商品やサービスを利用してもらうには、自社ブランドの価値観について理解してもらうことが重要です。ユーザーに対してブランドの世界観や価値観、イメージなどを適切に伝える必要があるため、デザイン性が重視されるという特徴があります。

また、ユーザーに興味を持ってもらうことも重要です。ユーザーの興味関心を引き、自社ブランドの魅力をアピールするために、ブランドサイトではさまざまな手法やデザインが使われています。

ブランドサイトを作成する目的

ブランドサイトを作成する目的は、顧客に商品やサービスを知ってもらうことです。ブランドサイトを通して商品やサービスの認知度を高めることで売上につなげます。ここでは、ブランドサイトの目的について詳しく解説します。

商品やサービスの認知度を上げる

ブランドサイトを作成する目的としては、商品やサービスの認知度向上が挙げられます。ブランドサイトから商品やサービスを認知してもらい、購入や問い合わせなどに誘導するという目的だけではなく、詳細な情報を提供するという役割も忘れてはなりません。

たとえば、Web広告やテレビCMなどの他のプロモーションから商品やサービスを知った場合に、ブランドサイトはユーザーに対して詳細な情報を提供することが可能です。結果として商品やサービスへの信頼性向上も期待できます。

顧客ロイヤルティを向上させる

顧客ロイヤルティを向上させることも、ブランドサイト作成の目的の1つです。顧客ロイヤルティとは、特定の企業やブランドに対して愛着や親しみ、信頼などを感じることを指します。

ユーザーが商品やサービスを利用するかどうかは、信頼性だけではなく企業やブランドへの愛着、親しみなどを感じているかが重要です。自社の商品やサービスに対して愛着を感じてもらえれば、継続的な購入や利用も期待できるでしょう。

ブランドの優位性を示す

ブランドサイトには、競合他社に対して自社ブランドの優位性を示すという目的もあります。同じような商品の場合、機能や性能、価格などでの差別化は難しいでしょう。しかし、自社ブランドの優位性をユーザーに感じてもらえれば、商品やサービスを利用してもらえる可能性が高まります。

自社商品やサービスの魅力や世界観などを周知して競合他社との差別化を図ることで、ユーザーに優位性を感じてもらいやすくなるため、自社商品が選ばれやすくなります。

ブランドの信頼性を高める

企業やブランドの信頼性を高めることも、ブランドサイトの大切な目的です。スマートフォンの普及により、ユーザーはさまざまなシーンでインターネットにアクセスしています。商品やサービスを目にして検索したユーザーに対して、商品に対する思いなどを伝えることができるため、ブランドに対する信頼性向上に役立ちます。

企業が作った公式のブランドサイトという点でも信頼性が高く、ブランドサイトから購入につながるケースもあるようです。

販売を促進させて売り上げを伸ばす

ブランドサイトを作成する目的としては、販売促進につなげて売り上げを伸ばすことも挙げられます。ブランドサイトの主な目的は、ユーザーに対して商品やサービスを紹介して信頼性を高めたり認知度を向上させたりすることです。さらに、認知度が高まることで販売促進にもつながります。

ECサイトへの誘導などを設計しておくことで、ブランドサイトの商品紹介ページからECサイトに誘導することが可能です。商品に興味を持ち価値を感じたユーザーが、そのまま購入するという流れを作ることができます。

ブランドサイトを作成する際のポイント

ブランドサイトを作成する際には、ターゲットとなるユーザー像を明確にすることが大切です。ターゲットを明確にすることで、伝えたい情報の方向性も定まってくるでしょう。ここでは、ブランドサイトを作成する際のポイントを解説します。

ペルソナを明確に定める

ペルソナとは、ターゲットとなるユーザー像のことです。自社の商品やサービスをどのような層に向けてアピールしたいのか、ターゲットをしっかりと決めておかなければ、価値があり魅力的だと思ってもらえるコンテンツやサイト作りができません。

そのため、ペルソナはできるだけ具体的に設定して、想定しているターゲット層にとって価値があるコンテンツを作ることがポイントです。

伝えたい情報の方向性を統一する

ブランドサイトを作成する際には、伝えたい情報の方向性を統一することも重要です。サイトを訪れたユーザーが、自社の商品やサービスを利用したいと思ってくれるようなコンテンツ作りを心がけましょう。

自社が伝えたいことを発信するだけでは、ブランドサイトとしての効果は薄くなります。この商品・サービスを利用することでメリットがあると思わせることや、利用してみたいと思ってもらえるような情報を提供することがポイントです。

ブランドサイトに必要な要素

ブランドサイトでブランドに関するストーリーを紹介すると、ユーザーに興味を持ってもらうことができます。また、商品やサービスの強みや特徴の紹介も重要です。ここでは、それぞれの要素について詳しく解説します。

商品やサービスのストーリーコンテンツ

ブランドサイトには、商品やサービスのストーリーコンテンツが必要です。ストーリーコンテンツとは、商品やサービスが生まれた背景、商品開発にかける思いなどのことです。ブランド化や商品化の経緯などを伝えることで、そのブランドの世界観が伝わりやすくなります。

ユーザーが共感できるコンテンツを提供することで、ユーザーからの印象や全体のイメージがよくなり、ブランドへの愛着が湧きやすくなるといった効果も期待できます。

商品やサービスの強みや特徴の紹介

商品やサービスの強みや特徴の紹介も、ブランドサイトには欠かせない要素の1つです。商品やサービスへの思い、生まれた経緯などのコンテンツを提供していても、商品やサービスに関する情報を十分に伝えきれていないようでは意味がありません。

ブランドサイトを訪問したユーザーに対して、商品やサービスの特徴や強みを知ってもらうことで、購買意欲を高めることにつながります。また、競合他社との違いや自社商品の安心感なども伝えるとよいでしょう。

ブランドサイトと似たサイトとの相違点

ブランドサイトと似たサイトとして、ECサイトとコーポレートサイトが挙げられます。これらのサイトとブランドサイトにはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、ブランドサイトとECサイト・コーポレートサイトとの違いを解説します。

ブランドサイトとECサイトの違い

ECサイトとは、商品やコンテンツなどを販売するWebサイトのことです。ECサイトを利用するユーザーは商品を購入することを目的としているため、ECサイトではUIや品ぞろえなどを意識したデザインを重要視します。ユーザーが商品を購入しやすいように、操作性や検索性などを高めることを意識して作られています。

一方、ブランドサイトは商品の認知度向上やブランドの価値・魅力などをユーザーに知ってもらうことが目的です。そのため、ブランドの世界観や価値観を表すことが重要となり、デザイン性の高さや見せ方などが重要視されるという違いがあります。

ブランドサイトとコーポレートサイトの違い

コーポレートサイトとは、企業の公式サイトのことです。どのような企業なのかを伝えるという役割があり、企業の所在地や会社案内、事業内容、企業理念、採用情報のコンテンツが掲載されています。

一方、ブランドサイトは、企業が扱う商品やブランドの特徴や魅力、世界観を伝えるという役割があります。ブランドサイトでは商品やサービスの情報を、コーポレートサイトでは企業そのものについての情報を伝えることが大きな違いです。

まとめ

ブランドサイトは自社の商品やサービスに関する情報を伝えて、多くの人に認知してもらうことを目的として作られたサイトです。ブランドサイトを作ることで、商品やサービスの認知度や顧客ロイヤルティの向上などが期待できます。ブランドサイトでは、ユーザーに商品やサービスの魅力を伝えるためにデザインが重要です。

SHIROは、Webを中心としたビジネスデザインを行っています。ブランドの構築やブランドサイト制作の経験豊富なデザイナーが、お客さまブランドの目指すゴールや世界観をWebで忠実かつ繊細に表現することを得意としています。ブランドサイトの作成をお考えなら、お気軽にご相談ください。

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KOJI MINOHARA

CEO / Shiro Inc.

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